医療統計推進協会

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ごあいさつ

医療関係者の方々とお話をしていると、「統計のいい本はない?いくら勉強してもよくわからない」という声をしばしば耳にします。当協会の設立母体である京都廣川書店でも「今度こそわかってもらえるはず」と信じて本を出版しますが、こうした現状を大きく変えることはできませんでした。であれば、わからない、間違いやすいポイントを分析し、そこを徹底的に丁寧に解説する場を設けようと思い、設立したのが当協会です。

統計解析がなぜうまくできないのか、そのポイントの抽出に非常に苦労しましたが、これは以下の2つであることが分かりました。

  1. その1つは「データを集めて解析をする前に、統計解析全体の設計(=研究デザイン)ができていない」ということです。「なんとなく集めたデータをもとに検定をし、結果が出たけど、これってどういう意味?」という状態が多いかと思いますが、正しくは、統計解析の全体設計をする→設計に沿った適切なデータを収集する→設計に沿った適切な推定・検定をする→正しい結果がでる、とならなくてはなりません。
  2. もう1つのポイントは「データには種類があって、その種類に応じて、やっていいこと、いけないことがある」ということが理解できていないことです。ある種類のデータでは平均をとってはいけないし、t検定をしてはいけないのですが、こうしたデータの分類と使い方を正しく学ぶ場がないのが現状です。

当協会ではこうした現状を解消すべく、以下のような特徴をもったセミナーを実施し、「統計を道具として正しく使う」ことを最終目標とする活動を進めてゆきたいと思っております。

  1. セミナーのコンテンツは、統計の初学者がその全てをチェックし、初学者でも理解できるような内容・構成・表現にしています。
  2. 講師陣は必要に迫られ苦労を重ねて統計を身につけた、もともとは統計の専門家ではない方々です。統計の難しさに悩んでいる皆さんの気持ちに寄り添った解説を心がけます。
  3. 医療現場で遭遇する事例をふんだんに盛り込んだ実践的な内容にしています。

1人でも多くの方から「やっと統計がわかった!」と言ってもらえるよう、ベストをつくす所存です。ご支援の程、よろしくお願い致します。

一般社団法人 医療統計推進協会

代表理事 廣川重男

理事

代表理事 廣川重男(株式会社京都廣川書店 代表取締役)

理事   岩城正宏(近畿大学名誉教授)

理事   松野純男(近畿大学薬学部教授)

理事   波多江崇(中国学園大学現代生活学部教授)

所在地

〒101-0052

東京都千代田区神田小川町 2-6-12 東観小川町ビル (株)京都廣川書店内

TEL 03-5283-2045 FAX 03-5283-2046